相談支援センターゆづき

相談支援損門員とは?

相談支援専門員は、サービス提供の対象となる障害者やその家族が、必要とする支援を適切に受けるためにサポートをするプロフェッショナルです。

利用者が暮らしやすい生活を送るため、利用者と支援サービスを提供する事業所をつなぎ、中立的な立場で支援に携わります。

相談支援専門員として活躍するためには指定された実務要件を満たし、研修を修了する必要があります。研修を受けるにあたって、試験を受験する必要はありません。

より質の高い支援を利用者に提供するため、研修制度が見直しが現在進行形で行われています。研修内容の充実化を図るために、実習を取り入れたり、研修時間数が増加している傾向にあります。

相談支援専門員の仕事内容とは?

相談支援専門員の仕事は、乳幼児期から高齢期の障害者を対象として「相談支援」を行います。具体的には、17歳以下は障害児相談支援、18歳以上は指定特定相談支援、65歳以上は介護保険となります。

相談支援の流れについて、以下の図で見てみましょう。

参考:厚生労働省|相談支援従事者指導者養成研修 平成26年5月21日(水)【講義2】 行政説明「制度の概要と相談支援の課題」

①初回相談
利用者またはその家族からの要望をヒアリングします。ヒアリングでは利用者の悩み、希望、どのような資源があるのかを整理します。

②サービス等利用計画書案の作成
ヒアリングを元に課題(ニーズ)を整理し、本人と一緒に「サービス等利用計画」を作成します。
利用者の意向を尊重した、必要な支援計画です。このサービス等利用計画をベースに各事業所は個別支援計画書を作成します。

③サービス担当者会議開催
相談支援専門員が利用者と作成したサービス等利用計画をもとに、希望するサービスの紹介や見学、体験といった機会を設定していきます。
利用するサービス事業所が決定したら、本人も含めた関係者との会議を開催し、支援の方向性や役割分担をしていきます。そこでは各事業所が作成した個別支援計画をもとに、方向性をそろえるための会議を実施します。この会議では支援に関わる人全員が参加します。

④モニタリング
「サービス等利用計画」が利用者にあっているのかモニタリングします。
もし、不具合があれば見直しや支援計画を再作成します。

ここまでの流れが主な相談支援専門員の仕事内容です。

特にインフォーマルなサービスを活用していく場合は、地域住民などへの理解や協力をもとめるための説明など関係者との連携を円滑に行えるようそれぞれとの関係性をサポートします。

また、年齢や健康状態の変化に柔軟に対応し、適切な「サービス等利用計画」を再作成します。